転ばぬ先の、老い支度をしていきたい。一人娘に母の生きた言葉を遺すために。 書くことで準備したい。そして私が素敵に年を重ねるために。
母が居なくなった日々
母が死んだ月だから、7月は、つらい季節になってしまった。 10年前の7月27日、母が死んだ。 77歳だった。 今も生きていておかしくない年齢だと思うと、あのとき、なぜ、母を救えなかったのか。 悔やまれてしょうがない。 母は、父が死んでしまった後の、私たち姉妹のたっての願いで人間ドックをきちんと受診... 続きをみる